くま取り後修正ほうれい線・口横ドレープしわ目元しわ脂肪吸引後修正韓国式美肌建築メソッド首しわ

ソフウェーブとは|仕組み・効果・適応・限界を医師が徹底解説

SOFWAVE | COMPLETE GUIDE

ソフウェーブとは|仕組み・効果・適応・限界を医師が徹底解説

韓国みにょんクリニック銀座 院長 宋 珉英(Song Minyoung)

ソフウェーブは、たるみ・しわ治療の選択肢として広く知られるようになった超音波機器です。しかし「HIFUと何が違うのか」「本当に自分に合っているのか」を正しく理解している方は多くありません。本記事では、仕組みから適応・限界、他機器との違い、当院独自の設計思想まで、ソフウェーブの全体像を1本にまとめて解説します。

ソフウェーブの本質は、SMAS筋膜層ではなく、コラーゲン・エラスチンが豊富な真皮中層(約1.5mm)だけを面として均一に加熱する治療です。だから、顔の脂肪ボリュームを減らさずに、皮膚そのもののハリを底上げできます。

1. 結論|ソフウェーブは何が優れているのか

ソフウェーブが他の「たるみ治療」と一線を画す理由は、狙う層の精密さにあります。多くのHIFU機器がSMAS筋膜層(皮膚のさらに深い層)まで熱を届けてリフトアップを狙うのに対し、ソフウェーブはコラーゲン・エラスチンが最も豊富な真皮中層だけに焦点を絞ります。

  • 顔の脂肪ボリュームが減りにくい(頬こけのリスクを抑えやすい)
  • 肌質改善(ハリ・キメ)とたるみ改善を同時に狙える
  • アプローチが浅い分、日常生活への影響が少ない

2. 仕組み|SUPERB™技術とは【図解】

ソフウェーブの中核技術は「SUPERB™(Synchronous Ultrasound Parallel Beam Technology/同期式超音波並行ビーム技術)」です。複数の超音波トランスデューサーから、同期した超音波ビームを並行に照射することで、真皮の狙った深さに面として均一な熱を発生させます。

ソフウェーブ機器(Sofwave)本体画面

当院で導入しているソフウェーブ機器。本体画面には「Smart Science. Simple Solutions. SUPERB™ Results.」と表示され、SUPERB™技術に基づいた照射設計であることを示しています。

【図解】皮膚の断面と作用層

表皮

├ 真皮中層(約1.5mm) ← ソフウェーブ(SUPERB™)

├ 皮下脂肪層

└ SMAS筋膜層 ← 多くのHIFU機器(ウルセラ等)

  • 7列の超音波ビームが同時にエネルギーを届け、高い体積カバレッジを実現
  • ターゲット組織を60〜70℃まで、治療的に意味のある時間加熱
  • 統合冷却機構「Sofcool™」で表皮を保護し、施術中の負担を軽減

3. HIFU・サーマクール・糸リフトとの違い【比較表】

項目ソフウェーブHIFU(ウルセラ等)サーマクール糸リフト
作用層真皮中層SMAS筋膜層真皮〜皮下組織皮下組織(物理的)
仕組み超音波(並行ビーム)超音波(点収束)高周波(RF)糸で引き上げ
脂肪ボリューム減りにくい出力次第で影響あり比較的減りにくい変化しない
得意分野肌質改善+引き締めリフトアップ力引き締め+肌質物理的な位置の引き上げ
ダウンタイム比較的少ない腫れ・熱感が出やすいソフウェーブと同等〜やや長い内出血・つっぱり感

※ 上記は一般的な傾向の目安です。個人差があり、優劣を断定するものではありません。悩みに応じた使い分け・組み合わせをカウンセリングでご提案します。

4. 当院独自|みにょん式3軸分類+E-Sign診断

「ソフウェーブが良い機器か」よりも重要なのは、その方の状態にソフウェーブが適しているかどうかです。当院では、口元のしわ・たるみを「本数(N)・原因(O)・動態(D/S)」の3軸で分類し、「イー」と発音していただくだけの5秒テストみにょんE-Sign(E0〜E3の4段階)で見極めたうえで、ソフウェーブの適応を判断します。

N

本数 / Number

しわが何本あるか

O

原因 / Origin

皮膚性・脂肪性・混合

D/S

動態 / Dynamics

動的か、静止時も定着か

※ この3軸分類・E-Signは、口横ドレープしわ・ほうれい線の評価のために当院が用いている独自の分類概念です。

5. 適応|向いているケース

  • 皮膚のハリ低下・薄さが主な悩みで、頬のボリューム自体は大きく減っていない
  • 肌が薄く、ヒアルロン酸だと不自然になりやすいと感じている
  • 切開リフトのダウンタイム・傷跡への抵抗がある
  • 顔・首のしわ、口横ドレープしわが気になる

6. 限界|単独では改善しにくいケースとRe2Oとの組み合わせ

ソフウェーブは万能ではありません。脂肪・骨格由来のボリューム不足が強いケースや、筋肉の動きに伴い皮膚が寄る局所的な部分は、真皮を面として引き締めるソフウェーブだけでは対応しきれないことがあります。

STEP 1 ソフウェーブで皮膚(面)を引き締める
STEP 2 残る局所の支持不足をエラビエリトゥオRe2Oで補完

「面はソフウェーブ、局所はRe2O」という層と範囲を分けた設計により、注入で埋める・糸で引き上げるという方法を避けながら、必要な範囲だけを補うことができます。

7. 痛み・ダウンタイム・効果の推移

時期状態の目安
施術当日2〜3時間程度のほてり・赤みが中心
1〜3ヶ月コラーゲン再構築が進み、変化を実感し始める方が多い
3〜6ヶ月効果のピークとされる時期

※ 上記は一般的な傾向であり、個人差があります。痛みは麻酔クリーム等で軽減できる場合があります。

8. 層別診断|症例に見る設計の考え方

【図解】到達深度と温度の違い(ソフウェーブ/ウルセラシステム/サーマクールFLX)

ソフウェーブ

ウルセラシステム

サーマクールFLX

60〜70℃

60〜70℃

55℃前後

表皮
0.5mm
真皮層
1.0mm
1.5mm
シワ改善
2.0mm
たるみ改善
脂肪層
2.5mm
3.0mm
脂肪のたるみ
3.5mm
筋肉のたるみ
筋膜/筋層
4.0〜4.5mm

色が濃い部分ほど、熱エネルギーが集中的に届くことを示します(イメージ図)。ソフウェーブは真皮層に、ウルセラシステムは脂肪層〜筋膜に、サーマクールFLXは表皮から筋層まで広く浅く作用する傾向があります。

※ 到達深度・温度は機器の一般的な仕様に基づくイメージであり、実際の効果・到達範囲には個人差があります。特定の効果を保証するものではありません。

所見
笑うとみにょんE-Sign 3+が陽性。皮膚は極めて薄く、動的な変化が強く現れるタイプ。
設計
皮膚由来と判断し、真皮1.5mmを狙うソフウェーブで面を引き締め。筋肉の動きに伴い皮膚が寄る部分はエラビエリトゥオRe2Oで局所補完。
経過
施術当日、2〜3時間程度のほてりのみ。翌日から通常どおりの生活が可能。

※ 本症例の所見・経過は記録であり、効果を保証するものではありません。詳しくはこちらの症例コラムで解説しています。

9. よくある質問

ソフウェーブとウルセラ、どちらが向いていますか?

リフトアップの強さを重視するならウルセラ(HIFU)、肌質改善と自然な引き締めを重視するならソフウェーブが向いている傾向にあります。両方を組み合わせるケースもあります。

顔がこけませんか?

ソフウェーブは真皮中層に限局して加熱するため、皮下脂肪層への影響は比較的少ないと考えられています。ただし出力・照射設計によるため、痩せ型の方は診察でご相談ください。

1回で効果は出ますか?

1回でも引き締まり感を感じる方はいますが、本来の変化はコラーゲン再構築が進む1〜3ヶ月以降です。状態に応じて複数回や組み合わせ治療をご提案します。

10. まとめ

ソフウェーブは、真皮中層だけを面として均一に加熱するという精密な設計により、脂肪ボリュームを保ちながら肌質改善とたるみ改善を同時に狙える治療です。ただし万能ではなく、脂肪・骨格由来の要素や局所的な支持不足には、エラビエリトゥオRe2O等との組み合わせが必要になることがあります。当院独自のみにょん式3軸分類+E-Sign診断で状態を見極めたうえで、最適な設計をご提案します。

韓国みにょんクリニック銀座 院長

宋 珉英 (ソン・ミニョン/Song Minyoung)

日本・韓国の両国で医師免許を取得(Wライセンス)。韓国美容の診断・デザインの考え方を日本の医療体制のもとで提供し、首しわ・皮膚由来ほうれい線・口横ドレープしわなど「皮膚の余り」に対するソフウェーブ治療の症例・プロトコルを発信している。

経歴

  • 京都大学 農学部 応用生命科学科 卒業(韓国政府国費留学生)
  • 韓国 医科大学 卒業・韓国医師免許取得
  • Harvard Medical School Visiting Program(2006)
  • 韓国みにょんクリニック銀座 開院・院長

役職・学術活動

  • JANPD(Japan Academy of Nasolabial Fold & Perioral Drape)創設者
  • JABC(Japan Academy of Body Contouring)創設者
  • ASLS 2026(韓国・東京)演者——口横ドレープしわをテーマに発表
  • ソフウェーブ専門診療 運営

ソフウェーブ(Sofwave/SUPERB™技術)について

医薬品医療機器等法における承認番号:30700BZX00082000(顔面および頸部のしわの治療)。効果・ダウンタイムには個人差があり、結果を保証するものではありません。

※エラビエリトゥオRe2Oについて(国内未承認医療機器・医薬品)

エラビエリトゥオRe2O(ヒト脱細胞真皮/hADM)は、医薬品医療機器等法上、国内未承認の医療機器・医薬品です。国内で承認されている同一の成分・性能を有する製品はありません。当院医師の判断・責任のもと、適正な代理店等を通じて輸入し使用しています。重大なリスクが報告される可能性があり、副作用等が生じた場合に医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。詳細は診察時に医師よりご説明いたします。

関連記事

EN