脂肪吸引に糸リフトは必要?術前に迷う方・術後にたるんだ方の考え方

COLUMN

脂肪吸引に糸リフトは必要?術前に迷う方・術後にたるんだ方の考え方

術前に迷う方・術後にたるんだ方、それぞれの判断基準

2026年10月26日 | 監修:院長 宋 珉英

カウンセリングで「たるみ防止に糸リフトも一緒にどうですか」と言われた。費用は一気に跳ね上がる。本当に必要なのか、それとも勧められているだけなのか。同じ悩みでも、手術の前と後とで答えは変わります。

先に結論から

糸リフトは、皮膚と脂肪を引き上げて支える治療です。脂肪を減らす治療でも、凹凸を平らにする治療でもありません。

術前に併用が向くのは、皮膚のハリがすでに落ちていて、脂肪を取ったあとの余りが予想される方です。術後に考える場合は、腫れや拘縮が落ち着く3〜6か月以降に、たるみの原因が「位置の下がり」なのかを確かめてから決めます。

脂肪吸引= 減らす治療糸リフト= 引き上げる治療取り除いた脂肪脂肪の量を減らす下がった位置を引き上げて支える

糸リフトでできること、できないこと

まず、役割をはっきりさせておきます。ここが曖昧なまま併用を決めると、「やったのに思っていたのと違う」という後悔につながります。

できることできないこと
下がった皮膚や脂肪を引き上げ、フェイスラインを整える脂肪の量を減らす
引き上げた位置で組織を支える脂肪吸引後の凹凸(ボコボコ)を平らにする
軽度〜中等度のたるみを目立ちにくくする大きく余った皮膚を取り除く

脂肪吸引は「減らす」、糸リフトは「引き上げる」。担当する仕事がまったく違う治療だと考えてください。

手術の前に迷っている方へ ― 併用が向く人・向かない人

判断の軸は、「脂肪を取ったあとに、皮膚が自力で縮めるかどうか」です。

併用を検討してよいケースまずは脂肪吸引だけでよいケース
40代以降で、皮膚のハリが落ちてきている20〜30代で、皮膚にハリがある
脂肪の量が多く、皮膚が大きく伸びている脂肪の量が中程度
フェイスライン全体がすでに下がっているたるみより、純粋に脂肪のふくらみが主な悩み

迷ったら、「なぜ私に糸リフトが必要なのか」を担当医に聞いてみてください。皮膚の状態を見たうえで理由を説明してくれるなら、検討の価値があります。誰にでも同じように勧めているなら、いったん持ち帰ってかまいません。

【院長コメント:糸リフトの併用を勧める方、勧めない方の違いについて】

院長 宋 珉英

手術のあとにたるんでしまった方へ

脂肪吸引のあとに「たるんだ」と感じたら、まず確かめたいのは、そのたるみの正体です。

たるみの正体糸リフトとの相性
組織の位置が下がっている(フェイスラインがもたつく)相性がよい
皮膚の質が落ちて、細かいシワが寄る糸だけでは不十分。皮膚のハリを整える治療が中心
癒着や凹凸で、表面が波打って見える糸で引くと、かえって凹凸が目立つことがある
皮膚の余りがかなり大きい糸の限界を超える。切除の手術が適することも

脂肪吸引後は、皮膚と筋肉のあいだが癒着していることがあります。その状態で強く引き上げると、引きつれやくぼみが出ることもあるため、糸を入れる前に癒着の有無を確認することが大切です。

「たるみ」の正体で、糸リフトとの相性は変わる位置の下がり相性がよい皮膚の質の低下皮膚の治療が中心癒着・凹凸引くと目立つことも表皮真皮皮下脂肪筋肉

入れるなら、いつがいい?

術後に糸リフトを考える場合は、腫れと拘縮が落ち着いてからが基本です。目安は術後3〜6か月以降。組織がまだ硬く、変化の途中にあるうちは、仕上がりが読みにくいからです。

糸リフトにも、腫れ、内出血、ひきつれ、糸が触れる・透けるといったリスクがあります。脂肪吸引のダウンタイムと重なると、どちらが原因の症状なのか分かりにくくなる点も、タイミングを分ける理由のひとつです。

よくある質問

脂肪吸引と糸リフトは同じ日にできますか?

同日に行う施設もありますが、皮膚の状態や吸引の範囲によって判断が分かれます。当院では、状態を拝見したうえでタイミングをご提案しています。

糸リフトの効果はどれくらい続きますか?

糸の種類や本数、皮膚の状態によって異なり、個人差があります。診察時に、使用する糸に合わせてご説明します。

脂肪吸引後の凹凸も、糸リフトで目立たなくなりますか?

糸リフトは引き上げる治療のため、凹凸そのものを平らにすることはできません。癒着がある場合は、かえって目立つこともあります。

こんな方はご相談ください

  • 脂肪吸引のカウンセリングで糸リフトの併用を勧められ、迷っている
  • 脂肪吸引後にフェイスラインがもたついてきた
  • 糸リフトを入れたいが、癒着や凹凸があっても大丈夫か知りたい
  • 自分のたるみに、どの治療が合うのか分からない
宋

この記事の監修

宋 珉英

韓国みにょんクリニック銀座 院長。日本・韓国の医師免許を保有。JANPD・JABC 創設者。脂肪吸引後の仕上がりについて、皮膚・脂肪・筋肉のどこに原因があるかを見極めて修正を組み立てています。院長のご挨拶

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※本記事は一般的な情報の提供を目的としており、症状の経過や治療の効果には個人差があります。気になる症状がある場合は、手術を受けた医療機関または医師の診察を受けてください。

※脂肪吸引後の修正治療は自由診療(保険適用外)です。主なリスク・副作用として、腫れ、内出血、痛み、むくみ、拘縮、左右差、凹凸、感覚の鈍さ・しびれ、感染などが起こる可能性があります。費用は診察時にご説明します。最新のキャンペーンはcampaign.clinicをご覧ください。

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