マンジャロ(Mounjaro)は、もともと2型糖尿病の治療薬として開発された注射薬で、有効成分は「チルゼパチド」。GLP-1(インクレチン)に加え、GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)というホルモンにも作用する“デュアルアゴニスト”と呼ばれる新しいタイプの薬です。マンジャロがダイエットに効果的とされる最大の理由は、この「GLP-1」と「GIP」という2つのホルモンに同時に働きかけることで、食欲を抑え、脂肪燃焼を促進するメカニズムにあります。
▶ GLP-1の働き
GLP-1は腸から分泌されるホルモンで、血糖値が上がるとインスリンの分泌を促進し、食欲を自然に抑える作用があります。また、胃の動きをゆっくりにすることで満腹感が持続し、間食や過食を防ぐ効果もあります。
▶ GIPの働き(マンジャロの革新)
従来のGLP-1製剤にはないGIPへの作用が、マンジャロの特長です。GIPはインスリン感受性を高め、脂質代謝にも関与。つまり、体脂肪を効率よくエネルギーとして燃焼しやすくするのです。
▶ 食欲と体重の“自然なコントロール”
この2つのホルモン作用により、マンジャロは単に「食べないように頑張る」のではなく、“食べたい欲求”そのものを緩やかに抑制してくれます。その結果、ストレスの少ない減量が可能になります。
▶ 実際に痩せるの?
海外の臨床試験では、平均15〜20%の体重減少が報告されており、一部の患者では従来のGLP-1単体製剤よりも高い減量効果が示されています。