COLUMN
脂肪を取ったら皮膚が余った。顎下の脂肪吸引後のたるみは戻るのか
時間で戻るたるみ、戻りにくいたるみ。院長の動画解説つき
2026年10月26日 | 監修:院長 宋 珉英
二重顎は消えた。でも、顎の下の皮膚がうっすら余って、うつむくとシワが寄る。「すっきりしたはずなのに、なんだか老けた」。脂肪吸引のあとに、そんな違和感を抱える方は少なくありません。
先に結論から
脂肪を取ったあと、皮膚は数か月かけて縮んでいきます。術後3〜6か月のたるみは、まだ縮んでいる途中であることが多いです。
一方、皮膚が縮む力は年齢や皮膚の状態で大きく変わります。半年を過ぎても余りが残る場合は、時間だけでは戻りにくいたるみとして、皮膚そのものに働きかける治療を考える段階です。
風船の空気を抜いたときと同じことが起きている
ふくらんだ風船から空気を抜くと、ゴムはしぼみます。新しい風船ならぴったり縮みますが、古くなった風船だとシワが寄って余ってしまう。
脂肪吸引後の皮膚も、これとよく似ています。脂肪という「中身」が減ったぶん、皮膚は縮もうとします。どこまで縮めるかは、皮膚の弾力しだいです。そして脂肪吸引で取れるのは、あくまで脂肪だけ。皮膚そのものは、手術の前と同じ量のまま残ります。
無表情のときは目立たない皮膚の余りが、笑って筋肉が動くと現れはじめます。鏡の前ですました顔をしているときは気づかず、写真の笑顔を見て初めて「老けた」と感じる方が多いのは、そのためです。
院長 宋 珉英
口の横に出るこのしわがなぜできるのか。院長がブロックを皮膚に見立てて、1分ほどで解説しています(音声が出ます)。
院長が解説|口横のドレープしわ
皮膚が縮みやすい人、余りやすい人
| 要素 | 縮みやすい傾向 | 余りやすい傾向 |
|---|---|---|
| 年齢 | 20〜30代 | 40代以降、とくに首の皮膚が薄くなってきた方 |
| 吸引した脂肪の量 | 中程度 | 多い(もともと大きく伸びていた) |
| 術前の皮膚 | ハリがあり、つまむとすぐ戻る | つまむと戻りがゆっくり、細かいシワがある |
| その他 | ― | 紫外線ダメージ、大きな体重の増減の経験 |
首から顎下の皮膚は、顔の中でも薄く、もともとたるみやすい場所です。だからこそ術前に「脂肪を取ったら皮膚がどうなるか」まで見ておく必要があります。
待てば戻るたるみ、戻りにくいたるみ
術後すぐから3か月ほどは、皮膚がまだ縮んでいる最中です。腫れや拘縮でゴワついて、余っているように見えることもあります。この時期は判断を急がないでください。
見極めの目安は、術後6か月です。
| 状態 | 考え方 |
|---|---|
| 3か月前後で、少しずつ余りが減ってきている | 皮膚が縮んでいる途中。もう少し経過を見る |
| 6か月を過ぎても余りが変わらない | 時間だけでは戻りにくい可能性が高い |
| 笑ったときやうつむいたときに、布のようなシワが寄る | 皮膚の質(ハリ)の問題が大きい |
| 首に縦のスジが浮く | 皮膚だけでなく、首の筋肉(広頸筋)の状態も関係している |
表の3行目、カーテンのひだのように皮膚が寄るしわを、私たちは「ドレープしわ」と呼んでいます。脂肪が減って支えを失った皮膚が、表情の動きに合わせて折りたたまれることで生まれるしわです。
半年以上残るたるみへの治療の考え方
脂肪はもう十分に取れている。残っている問題は皮膚。そういう状態で、さらに脂肪を取っても解決しません。働きかけるべきなのは、皮膚そのものです。
皮膚に熱を届けて、ハリを引き出す治療
超音波や高周波(RF)などの機器で皮膚の内部に熱を届け、コラーゲンの生成を促すことで、皮膚のハリやしわの改善をめざす方法です。
当院で行っているソフウェーブは、日本で「顔・首のしわの改善」の承認を受けた超音波治療機器です。ドレープしわのように、皮膚そのものに原因があるしわは、まさにこの治療が狙う領域です。
ソフウェーブは、皮膚のどこに届くのか
皮膚の表面から真皮の底までは、およそ2mm。脂肪吸引後に余って折りたたまれているのは、この薄い層です。
ソフウェーブは、7本の平行な超音波ビームを同時に照射し、皮下約1.5mmを中心に円柱状の熱の帯をつくります。真皮のなかに熱を届けて、コラーゲンが生まれる反応を引き出す。脂肪には触れず、皮膚だけにアプローチする設計です。
よく比べられるのがHIFU(ハイフ)です。HIFUは超音波を一点に集め、脂肪層や筋膜に近い、より深いところを狙います。ソフウェーブは表面を冷やしながら、浅い真皮の層に熱を並べていきます。
どちらが上という話ではありません。狙っている層が違うのです。脂肪吸引後の皮膚の余りは、すでに脂肪が減った場所で起きている「皮膚の問題」。だからこそ、皮膚の層を狙う治療が理にかなっています。
熱を受けた真皮では、時間をかけてコラーゲンやエラスチンが増えていきます。施術直後よりも、数か月かけて皮膚のハリが育っていくのはそのためです。
実際に、脂肪吸引後のドレープしわにソフウェーブを行った方の経過です。施術のあと、笑ったときの皮膚の寄り方がどう変わったかに注目してみてください。
- お悩み
- 脂肪吸引後、笑ったときに口元〜フェイスラインに出る皮膚の余り(ドレープしわ)
- 治療内容
- ソフウェーブ(国内承認:顔・首のしわの改善)
- 治療回数
- 1回施術後・2回施術後の比較
- 費用
- 診察時にご説明します(診察料 2,200円/税込)
- 主なリスク
- 赤み、腫れ、施術中・施術後の一時的な痛みやほてり、まれに熱傷・水疱など
※写真・動画は無加工です。治療の効果には個人差があります。
国内承認機器(承認番号 30700BZX00082000)。承認された使用目的は「顔・首のしわの改善」です。
当院はSofwave社と共同研究を行っています。ソフウェーブの治療のなかでも、脂肪吸引後・切開リフト後の修正は、とくに力を入れている分野のひとつです。
笑ったときのしわが「ドレープしわ」なのか、脂肪の取り残しや癒着なのか。写真で確認できます。
笑顔の写真をLINEで送る引き上げて支える治療
余りの量が多く、位置を引き上げる必要がある場合は、糸リフトなどの選択肢もあります。どこまでの変化を望むかによって、組み合わせを考えます。
余りが大きい場合
皮膚の余りがかなり大きい場合は、皮膚を切除する手術(首のリフトなど)が適していることもあります。機器や糸で無理に対応するより、そのほうが自然に仕上がるケースもあるため、正直にお伝えしています。
脂肪吸引後のたるみと癒着が重なったケースの経過は、症例ページ「脂肪吸引後の癒着とたるみ」で紹介しています。
よくある質問
脂肪吸引後のたるみは、自然に戻りますか?
術後3〜6か月のあいだは、皮膚が縮んで改善していくことが多いです。半年を過ぎても余りが変わらない場合は、時間だけでは戻りにくい状態と考えます。
ソフウェーブで脂肪吸引後のたるみは治りますか?
ソフウェーブの国内承認は「顔・首のしわの改善」です。顎下から首のしわに対しては適応の範囲内で検討できますが、状態によって向き不向きがあるため、診察で判断します。
もう一度脂肪吸引をすれば、すっきりしますか?
残っている問題が皮膚の余りであれば、脂肪をさらに取るとたるみが強調されることがあります。まず、脂肪がどれだけ残っているかを確認することが大切です。
こんな方はご相談ください
- 脂肪吸引後、顎下の皮膚が余って老けて見える気がする
- 術後半年以上たっても、たるみが変わらない
- うつむいたときの首のシワが、手術前より目立つようになった
- 追加で脂肪を取るべきか、皮膚の治療をすべきか分からない
脂肪吸引後のお悩みを
写真で相談する
手術を受けたクリニックが別でも大丈夫です。いまが「待つ時期」なのか「手を打つ時期」なのか、一緒に確かめましょう。
正面・横・斜めの写真をLINEで送っていただくだけで、ご相談いただけます。- カウンセリング無料
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- 銀座駅B4出口 徒歩1分
初診・再診料 2,200円(税込)/相談のみは看護師カウンセリングで無料
※本記事は一般的な情報の提供を目的としており、症状の経過や治療の効果には個人差があります。気になる症状がある場合は、手術を受けた医療機関または医師の診察を受けてください。
※脂肪吸引後の修正治療は自由診療(保険適用外)です。主なリスク・副作用として、腫れ、内出血、痛み、むくみ、拘縮、左右差、凹凸、感覚の鈍さ・しびれ、感染などが起こる可能性があります。費用は診察時にご説明します。最新のキャンペーンはcampaign.clinicをご覧ください。
※ソフウェーブは国内承認医療機器です(承認番号 30700BZX00082000/顔・首のしわの改善)。