ほうれい線に一番効く整形は?答えは「皮膚由来か脂肪由来か」で変わります

COLUMN

ほうれい線に一番効く整形は?
答えは「線のタイプ」で変わります

ヒアルロン酸・糸リフト・HIFU・ソフウェーブ・脂肪の治療を、効く層で比べる

監修 宋 珉英(韓国みにょんクリニック銀座 院長/JANPD創設者)

「先生、結局どれが一番効くんですか」。カウンセリングの終わりに、よくこう聞かれます。

気持ちはよくわかります。ネットにはヒアルロン酸がいい、糸がいい、HIFUがいいと、それぞれの記事が並んでいます。読めば読むほど迷うのは当然です。

はっきり言います。すべての人に効く「一番」の治療はありません。あるのは、あなたの線に一番合う治療です。そして、それを決めるのは施術名ではなく、線の下で何が起きているかです。

このページの要点

ほうれい線の治療は、それぞれ働く層が違います。皮膚が余っているのか、脂肪が重いのか、土台がやせているのかで、合う治療が変わります。

「どの治療が一番か」ではなく「自分の線はどのタイプか」から考えることが、遠回りしないための近道です。

このコラムは「タイプ別ほうれい線治療」シリーズの一本です。ほうれい線の4つのタイプと見分け方は、親ページにまとめています。

ほうれい線の治し方はタイプで変わります皮膚・脂肪・ボリューム・表情、4タイプの見分け方と症例›

治療ごとに、効く層が違う

顔は、皮膚、皮下脂肪、筋膜(SMAS)、骨という層が重なってできています。ほうれい線の治療は、このどこに働きかけるかで性格がまったく違います。

表皮真皮皮下脂肪筋膜(SMAS)筋肉骨ソフウェーブ糸リフトHIFU注入
治療ごとに、主に働く層が違う(模式図)
治療主に働く層向いているタイプ注意したいこと
ヒアルロン酸などの注入皮下・骨の上土台がやせて凹んでいる皮膚の余りが主体だと、足しすぎて口元が重く見えることがある
糸リフト皮下脂肪の層脂肪や組織が下がっている支える中身が少ないと持ち上がりにくい。引きつれの不安を持つ方も多い
HIFU筋膜(SMAS)付近深い層からのたるみ脂肪の少ない方では、こけて見える心配が出ることがある
ソフウェーブ真皮(約1.5mm)皮膚のゆるみ・余り脂肪の重さが主体の線には、単独では足りないことがある
脂肪の量や位置を整える治療皮下脂肪頬の脂肪が多く、線に乗っている脂肪が少ない方に行うと、かえって老けて見えることがある
フェイスリフト手術皮膚〜筋膜皮膚の余りがかなり大きいダウンタイムが長く、傷あとの管理が必要

どの治療にも、得意な層と、届かない層があります。

「効かなかった」の多くは、タイプとのずれ

「ヒアルロン酸を何回入れても、口の横の線だけ残る」。こうした方を拝見すると、残っている線が、ボリューム不足ではなく皮膚の余りでできていることがよくあります。中身を足しても、余った皮膚は余ったままです。

症例2501 治療前。口角の少し上、上唇の横に短い口横ドレープしわが入っている(点線の円内)
BEFORE
症例2501 ソフウェーブ(顔)1回の治療後。口横の線の影が浅くなっている
AFTER

症例2501:ソフウェーブ(顔)1回。写真は無加工です。効果には個人差があります。

この方が気にされていたのは、小鼻からの線ではなく、口角の少し上に入る短い線でした。皮膚のゆるみが主体と判断し、注入ではなくソフウェーブのみを選んでいます。治療前の写真で点線の円で囲んだ影が、治療後には浅くなっています。

反対のずれもあります。頬の脂肪がたっぷり下がっている方に皮膚を締める治療だけをしても、重さで線は残ります。脂肪が少ない方に脂肪を減らす治療をすれば、顔がこけてしまう。治療そのものが悪いのではなく、組み合わせ方を間違えているのです。

多くの人は、組み合わせが一番になる

実際の診察では、原因が一つだけという方はむしろ少数です。皮膚のゆるみとボリューム不足が重なっている、脂肪の重さと皮膚の余りが重なっている。こうした場合は、それぞれの層に合った治療を組み合わせます。

症例2875 治療前の正面写真。小鼻の脇から口角へ向かうほうれい線と、口角の外側の影が目立つ
BEFORE
症例2875 ソフウェーブと注入治療の後の正面写真。口元の線と口角の影が浅くなっている
AFTER

症例2875:ソフウェーブ(顔)1回+エラビエリトゥオRe2O 6cc 1回+ジュベルック 2cc 1回+ヌボエン 2cc 1回。写真は無加工です。効果には個人差があります。

皮膚のゆるみ

締める

ソフウェーブ

ボリューム不足

補う

注入

口元

なめらかに

糸を使わずに

こちらは、皮膚のゆるみと口元のボリューム不足が重なっていた方です。皮膚はソフウェーブで締め、足りない分だけを注入で補いました。糸は使っていません。一つの治療で全部を解決しようとしなかったことが、自然な仕上がりにつながっています。

当院のソフウェーブ

治療を選ぶ前に、確かめてほしいこと

クリニックを選ぶときは、施術名から話が始まるかどうかを見てください。「ほうれい線ならこれです」と最初に決まるなら、タイプの診断が飛ばされているかもしれません。

治療を選ぶ前に聞きたい3つの質問

あなたの線は皮膚由来?脂肪由来?

タイプの診断が先にあるか

なぜその治療なのか

働く層と原因が対応しているか

選ばなかった治療は、なぜ合わないのか

比べたうえで選べているか

あなたの線は皮膚由来か、脂肪由来か。なぜその治療なのか。選ばなかった治療はなぜ合わないのか。この三つに答えてもらえれば、その治療はきっと、あなたにとっての「一番」に近いはずです。

ほうれい線がやばい。でも糸リフトは入れたくない人へ糸を使わない選択肢と、自撮り写真でのタイプの見分け方› ほうれい線の治し方はタイプで変わります皮膚・脂肪・ボリューム・表情、4タイプの見分け方と症例›
宋

監修

宋 珉英(Song Minyoung, MD)

韓国みにょんクリニック銀座 院長。日本・韓国の医師免許を取得。JANPD・JABC創設者。ほうれい線をタイプ別に分類するNPDC分類とみにょん E-signを考案し、皮膚由来ほうれい線・口横ドレープしわ・脂肪吸引後の余剰皮膚に対するソフウェーブ治療の症例とプロトコルを発信している。プロフィール

よくある質問

ほうれい線に一番効く整形は何ですか?

ほうれい線の原因によって合う治療が変わるため、すべての人に共通する一番の治療はありません。皮膚のゆるみが主体なら皮膚を引き締める治療、ボリューム不足なら注入治療、頬の脂肪が重いなら脂肪へのアプローチ、皮膚の余りが大きい場合は手術も選択肢になります。多くの方は複数の原因が重なっているため、組み合わせを検討します。

ヒアルロン酸と糸リフトはどちらがほうれい線に効果的ですか?

働く層が違うため、線のタイプによって向き不向きが変わります。土台がやせて凹んでいる場合は注入、組織が下がっている場合は糸が理にかなうことがあります。皮膚の余りが主体の場合は、どちらも単独では残りやすいと考えています。

ヒアルロン酸を入れたのにほうれい線が消えないのはなぜですか?

残っている線が、ボリューム不足ではなく皮膚の余りでできている可能性があります。中身を足しても余った皮膚は変わらないため、皮膚を引き締める治療を検討することがあります。

HIFUとソフウェーブはどう違いますか?

HIFUは主に筋膜(SMAS)付近の深い層に、ソフウェーブは真皮の約1.5mmの層に働きかけます。ソフウェーブは皮下脂肪層に作用しないため、顔の脂肪が少なくこけるのが心配な方にも選びやすい治療です。

ほうれい線の治療は一回で終わりますか?

治療の種類やタイプによって異なります。一回で変化を感じる方もいますが、効果の出方や持続には個人差があり、組み合わせや追加の治療を検討することもあります。診察で治療計画をご説明します。

あなたに合う治療は、タイプで決まります

正面・斜め45度・「イー」の三枚をLINEでお送りいただければ、診察前のご相談として拝見します。施術名を決める前に、まず線のタイプを一緒に確かめましょう。

  • 10:00〜18:00
  • 銀座駅B4出口すぐ
  • LINEで写真相談OK
私のしわ・たるみがソフウェーブ向きか相談するHIFU・ヒアルロン酸・Sofwaveなど、施術を決めていない段階でもご相談いただけます。お電話 03-5579-5993/クリニック公式サイト

ソフウェーブ(Sofwave)は医薬品医療機器等法における承認医療機器です(承認番号 30700BZX00082000、顔面および頸部のしわの治療)。自由診療(保険適用外)です。費用:診察料2,200円(税込)、治療費は診察時にご説明します。主なリスク・副作用は、照射中の痛みや熱感、一時的な赤み・ほてり・むくみ等で、まれに水疱、やけど、色素沈着などが生じる可能性があります。

エラビエリトゥオRe2O・ジュベルック・ヌボエンは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医薬品等です。未承認医薬品等は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。注入治療の主なリスク・副作用は、腫れ・内出血・痛み・しこり・左右差等で、まれに感染や血流障害が起こる可能性があります。

効果のあらわれ方には個人差があり、掲載の症例写真は治療結果の一例です。掲載写真はご本人の同意を得ています。

EN