コラム2026.09.09
ソフウェーブは韓国で受けるべき?日本で受けるべき?― 日韓両免許の医師が語る、同じ機器で結果が変わる理由 ―
「ソフウェーブは韓国で受けたほうが安いのでは?」「韓国のクリニックと日本のクリニック、どちらで受けるべき?」――このご質問を、当院は日本人の患者さまからも、来日中の韓国の方からも日常的にいただきます。日韓両国の医師免許を持ち、韓国でソフウェーブが普及する過程を現場で見てきた院長の視点から、率直にお答えします。
韓国でソフウェーブが「当たり前」になった理由
ソフウェーブ(Sofwave)は米国発の超音波たるみ治療機器ですが、アジアで最も早く、最も広く普及した国のひとつが韓国です。韓国では「切らないリフト=HIFU(ハイフ)」が一般化した後、HIFUで脂肪が減りすぎて頬がこけるケースが社会的な課題になりました。その反省から、脂肪層に熱を入れず、真皮中層(深さ約1.5mm)だけを狙うソフウェーブが「HIFUの次の選択肢」として急速に受け入れられた経緯があります。
つまり韓国でソフウェーブが多いのは「安いから」ではなく、「顔が痩せない・自然に締まる」という価値が先に評価されたからです。この背景を知っておくと、日本で受ける際の機器選びも変わってきます。
韓国と日本で「同じ機器」でも違うこと
| 項目 | 韓国(一般的な傾向) | 当院(銀座) |
|---|---|---|
| 照射の担当 | 医師または熟練スタッフ。院によって差が大きい | 院長が診断から照射設計・照射まで担当 |
| 照射の考え方 | 顔全体への「ショット数」で設計することが多い | 4層診断で「どの層に問題があるか」を見てから部位を絞る |
| 得意部位 | 頬・フェイスライン中心 | 首の横ジワ・溝、脂肪吸引後の皮膚に特化 |
| 言語・アフター | 通訳を介す場合が多く、帰国後の経過相談が難しい | 日本語・韓国語で直接診察。経過はLINEで相談可能 |
| 料金 | 渡航費・滞在費・通訳費が別途 | 治療費のみ。カウンセリング無料 |
機器は同じでも、「誰が」「どの層を狙って」「どの部位に」照射するかで結果は変わります。ソフウェーブは出力設定の幅が広く、照射設計の巧拙がそのまま仕上がりに出る機器です。
韓国で受けるメリット・デメリットを正直に
メリット
- 導入院数が多く、症例の蓄積が豊富
- 他の施術と組み合わせたパッケージが多い
- 旅行と兼ねられる
デメリット
- 術後の赤み・腫れが出ている時期に長時間の移動が必要
- 経過に不安が出たときに、同じ医師に診てもらえない
- 通訳を介すと「なぜこの照射設計なのか」が伝わりにくい
- 総額(渡航費込み)で見ると必ずしも安くならない
当院は韓国式の照射設計を否定しません。むしろ韓国で培われた「脂肪を守り、皮膚だけを締める」思想は当院の設計の土台です。そのうえで、経過を同じ医師が診られる環境を日本で提供することに意味があると考えています。
「韓国クオリティを銀座で」の具体的な中身
当院がソフウェーブを専門診療として運用している理由は、次の3点です。
- 4層診断:表皮・真皮・皮下脂肪・SMAS/筋膜のどこに問題があるかを診てから、ソフウェーブを使うかどうかを決めます。脂肪の問題にはソフウェーブは効きません。
- 首・脂肪吸引後への特化:顔全体に均一に当てるのではなく、首の横ジワや溝、脂肪吸引後の余った皮膚など「皮膚構造の問題」に絞って設計します。
- 医師向け専門サイトの運用:sofwave Japanで照射設計や臨床知見を医師向けに発信し、ユーザーミーティングにも参加しています。
よくあるご質問
韓国でソフウェーブを受けた後、日本で追加照射はできますか?
可能です。前回の照射部位・出力が分かる資料があればご持参ください。なくても4層診断で現在の皮膚状態を確認したうえで設計します。
韓国と日本で、ソフウェーブの機器や出力は同じですか?
機器は同一(Sofwave SUPERB™)です。出力の設定範囲も同じですが、どの出力・どの部位に照射するかは施設ごとの設計に依存します。
韓国語で診察を受けられますか?
はい。院長は日韓両国の医師免許を持ち、日本語・韓国語で直接診察します。通訳を介さずに照射設計の意図をお伝えできます。
HIFUで頬がこけた経験があります。ソフウェーブは大丈夫ですか?
ソフウェーブは脂肪層に熱を入れない設計のため、脂肪減少によるこけは起こりにくいとされています。ただし、こけた頬にはソフウェーブ単独より、真皮の厚みを補う治療との併用が適する場合があります。
※本コラムは医師の監修のもと一般的な情報提供を目的として作成しています。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。ソフウェーブの主なリスク・副作用:一時的な赤み・腫れ・熱感・内出血・軽い痛み。