SPOTLESSシミのない美肌作り

ピコ（PICO）とは、Qスイッチレーザーの照射時間「ナノ秒(10億分の1秒)」よりはるかに短い「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位で照射できるレーザー機械です。レーザーはパルス幅(照射時間)が長くなればなるほど熱的作用(光が熱に変わる作用)が強くなり、火傷による黒ずみ(炎症後色素沈着)のリスクが高まります。反対にパルス幅(照射時間)が短くなればなるほど周りに熱が広がりにくく、ピーク時のパワーが上がるため、衝撃波でメラニンが破壊されやすくなります。そこで、当院が導入している「ピコウェイ」は、パルス幅がピコレーザーの中でも最も短く、安全性に配慮がなされており、厚生労働省の承認を得た医療機械となります。

ピコレーザーは従来のレーザーのような熱発生がほとんどなく、痛みや皮膚へのダメージ(照射後の赤み・黒ずみ)を最小限に抑えながら、より深くレーザーを皮膚の中に届けます。

レーザー治療後、レーザーを吸収したシミが黒く薄いかさぶたのようになります。自然に剥がれるまで1-2週間ほどかかりますが、当院ではトレチノインとミラミックスを使用し、より綺麗に肌の回復を図ります。

①1064nm波長でまず肌をテスト照射します。例えば同じ出力で照射をするとしても、地肌色、乾燥VSニキビ肌、年齢、今まで受けたレーザー治療歴によりターゲットとなる色素がレーザーを吸収する程度は異なります。大体弱い出力で全顔を１パス照射しレーザーの吸収される程度を把握し②で照射する出力を決めます

②1064nm波長でターゲットとなる色素がレーザーを十分吸収するまで照射します。全顔ではなく、ターゲットのみの照射となります。

③532nm波長でターゲットとなる色素をさらに攻めます。②と同じく全顔ではなく、ターゲットとなる部分を集中的に照射します。

④フラクショナルレーザーでターゲットとなる部分を照射します。

⑤湿潤ドレシング：レーザーによる正常組織の回復を図ります。

⑥肌再生クリーム：トレチノイン＋ミラミックス

総合的に比喩すると、ターゲットの色素に十分レーザーを吸収させ、それをバラバラにし、例えば垢が出てくるかのように表皮のターンオーバーを促進してくれる肌再生クリームとの併用で色素が瘡蓋になり取れるイメージとなります。

お肌のメンテナンスのためにおすすめの治療はマッサージピーリングとiplの治療となります。

当院では韓国産IPL機械を使用しております。どちらかと言えば、メンテナンス用の出力があえて弱い機械となります。その理由は、フォトフェイシャルやピコのような出力の強い機械は、メンテナンスに向いておらず白くなるためにレーザー治療をしたのに逆に色素沈着してしまうことがよくあるからです。特に目周りのブーメラン状の色素がリバウンドする場合

シミ・肝斑などの出力が強いレーザー機械で治療後のメンテナンスに向いているIPL治療は、マッサージピーリングとコンビネーションすることでより満足度が高まります。

平均的治療期間は１～６か月にかけて治療を行う場合が多いです。詳細は診察の際に患者さまの状況に合わせてご案内させて頂けたらと思います。

①施術際の痛み
②赤み
③かさぶた：通常7～10日で改善していきます。施術後に生じたかさぶたは、無理に剥がさないようにしてください。
④まれに炎症による色素沈着を起こしたり、シミが悪化したりすることもあります。

※患部への刺激を避ければ、メイクや洗顔は当日から可能です。保湿や紫外線対策をしっかり行いましょう。
※シミの状態によっては、1回の施術で除去しきれない可能性があります。

※肌再生クリーム（トレチノイン+ミラミックス）のリスク：飲み薬のトレチノインを内服した場合催奇形性の可能性があると報告されています。飲み薬の影響力と塗るタイプの影響力は異なりますが、 妊娠中や妊娠の可能性がある方、授乳中の方、妊娠予定の方は外用できません。

※診療日の確認

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