ヒアルじゃ消えないほうれい線
──オンダリフトで改善した症例
「ヒアルロン酸を入れたのに、ほうれい線が変わらない」「むしろ顔が膨らんだ気がする」──そんなご経験はありませんか?答えはシンプルです。あなたのほうれい線は「脂肪由来」かもしれません。脂肪由来タイプにヒアルロン酸で容積を足しても、本当の原因である「余分な脂肪」は減りません。このコラムでは、20代女性の症例#2587を例に、JANPD診断基準でご自身のタイプを見極める方法と、オンダリフト1回(9,900円〜)で改善した経過を、院長 みにょんが解説します。
そもそも、なぜほうれい線が「脂肪由来」になるのか
ほうれい線(鼻唇溝)の正体は、頬の脂肪コンパートメントが下垂し、口元周辺に段差ができることで形成されます。脂肪由来のほうれい線は、次の3ステップで目立つようになります。
💡ここが重要──「足りない」のではなく「余っている」
ほうれい線というと「凹んでいる」イメージがありますが、脂肪由来タイプは違います。頬下部の脂肪が過剰に存在し、その重みで下垂することで、口元との段差が浮き上がって見える──これが脂肪由来の本質です。だからヒアルロン酸で「足す」治療は機序的に合いません。必要なのは 「余分を引き締める」アプローチです。
①浅層脂肪が下垂 → ②口元との段差形成 → ③ほうれい線として視認──この3ステップのうち、原因が脂肪層にあるタイプを「O-F(脂肪由来)」と分類します。
ヒアルロン酸が「効く人」と「効かない人」の違い
同じ「ほうれい線」でも、原因によって治療効果は劇的に変わります。これは国際的な美容医療の診断基準でも認められています。
JANPD(Japanese Classification of Nasolabial Perioral Drape)
ほうれい線・口横ドレープしわを原因・構造・動態で体系的に分類する日本発の診断基準。単に「深い・浅い」ではなく、脂肪由来か皮膚由来かを正確に見極めることで、治療の当たり外れをなくすことを目的としています。当院院長 みにょんが主宰する日本ほうれい線・口横ドレープ研究会(JANPD)が策定した臨床分類体系です。
JANPD診断基準では、ほうれい線を主に 「脂肪由来(O-F)」と「皮膚由来(O-S)」、そしてその混合型(O-M)に分けます。ヒアルロン酸充填が機序的に有効なのは、脂肪由来のうち容積喪失型のみ。本症例のような「容積過剰型の脂肪由来」では、ヒアルではなく 引き締め治療(オンダリフトなど)が正解になります。
みにょん式N分類──まず「本数」で自分のタイプを知る
院長 みにょんが考案した N分類(Number分類)は、ほうれい線の本数を基準にタイプを見極める最初のステップです。
N1(1本)はまだ進行が少なく、原因組織を直接ターゲットにすれば1回の治療でも改善可能なタイプ。N2(枝分かれ)は皮膚の余りが進行してきたサインで、複合治療が必要になります。N3(束状・ひだ状)は複数の縦じわが束化した状態で、皮膚由来の可能性が高く、ヒアルロン酸だけでは対応困難です。本症例(#2587)はN1──進行が少ないため、原因に合った治療で1回での改善が期待できる段階でした。
みにょん式E-Signテスト──「イー」で自分の重症度を確認
N分類で本数を確認したら、次は E-Signテストでほうれい線の重症度を確認します。鏡の前で口を「イー」と発音したときの口横の状態が判断基準です。
E0(陰性)はイー発音時にほうれい線に変化なし──脂肪由来の典型。E1(潜在性ドレープ)は新たな縦じわが1本以上出るがドレープ形成なし。E2(前ドレープ)は縦じわが2本以上出現し、静止時も進行。E3(ドレープ類似病態)は肉眼的に皮膚が重なるカーテン状のドレープが確認できます。本症例はE0(陰性)──皮膚由来の関与は乏しく、純粋な脂肪由来と判定されました。
JANPD派生診断──あなたはどのタイプ?
N分類×O軸(原因)×E-Signテストを組み合わせると、ほうれい線は4つの主要タイプに分類できます。
脂肪由来
N1/O-F/S型 + E0頬の脂肪が原因タイプ
皮膚自体は良好で、頬下部の脂肪が下垂してほうれい線を作る。引き締め治療(オンダリフトなど)が機序的に整合。本症例はこのタイプ。
混合型
N1/O-M/S型 + E1脂肪+皮膚 両方が関与
脂肪由来と皮膚由来の両方が並存。複合治療(プロファイロ・5剤併用・糸+ヒアル等)が必要になる中間段階。
皮膚由来
N1〜N2/O-S/S型 + E3皮膚のたるみが主因
ヒアルロン酸単独では悪化リスクあり。ソフウェーブで縮める+エラビエリトゥオで補充する2ステップが正解。
タイプ別の正しい治療選択
タイプ別 治療ガイド
オンダリフト・Fat X(脂肪溶解注射)が有効。RF(ラジオ波)や脂肪溶解で「余分な脂肪を引き締める/減らす」アプローチ。ヒアルは機序的に合いません。
プロファイロ・5剤併用・糸+ヒアルなど、患者の希望と進行度に応じた複合的アプローチ。ヒアル単独は避け、引き締めと補充を組み合わせます。
ソフウェーブで縮める+エラビエリトゥオ・アクアプロで補充の2ステップ。ヒアルロン酸充填だけでは変化しにくく、続けると悪化することもあります。
症例#2587:20代女性のBefore/After
横顔で見ると、Before の状態では 頬下部から口角にかけてのボリューム感が、ほうれい線を強く見せていることがわかります。Afterでは、頬下部の余分な脂肪が締まり、ほうれい線の段差が緩和。同時にフェイスラインのキレも改善しています。
この変化は 1回のオンダリフト治療によって得られたものです。ダウンタイムはほぼなく、施術後すぐにメイクをしてお帰りいただけました(個人差あり)。
なぜ「オンダリフト」を選んだのか
O-F(脂肪由来)タイプには、余分な脂肪を直接ターゲットにする治療が一番効きます。オンダリフトはラジオ波の熱エネルギーで、皮膚表面を傷つけずに 脂肪層の奥深く(SMAS層)に熱を届け、脂肪を収縮させつつコラーゲンの再生も促す治療です。
ヒアルロン酸のように「足す」のではなく、「引き締める」──この機序が、O-Fタイプの病態に完全に整合します。だからこそ、1回の治療でも目に見える変化が得られたのです。
オンダリフトの治療詳細
オンダリフト ── ラジオ波による脂肪層引き締め
〜44,000円
(軽度の温感)
オンダリフトのRFエネルギーは、皮膚浅層を温存しながら 脂肪コンパートメント・SMAS層へ届きます。脂肪が収縮するだけでなく、コラーゲンの再生も促進されるため、「引き締め+ハリの改善」が同時に得られます。
効果は1〜3ヶ月かけて段階的に発現します。本症例の20代女性は皮膚弾性が保たれていたため、1回での変化が顕著に見られました。
💡結論──脂肪由来は「引き締める」で改善する
友達の「ヒアルで治った」は、その方が 容積喪失型の脂肪由来だったから。あなたが 容積過剰型の脂肪由来(本症例タイプ)であれば、ヒアルでは改善しません。むしろ膨らみを増やし、ほうれい線をさらに目立たせることもあります。
「人気の治療」ではなく、「自分のタイプに合った治療」を選ぶこと──これがほうれい線治療で結果を出す唯一の近道です。本症例の20代女性は、JANPD診断で「N1/O-F/S+E0(脂肪由来)」と判定され、機序整合的なオンダリフトを選んだからこそ、1回の治療で変化が得られたのです。
⚠️ご注意
本コラムは医学的な情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。JANPD診断基準およびみにょん式分類はあくまで診断の補助であり、正確な判断は医師による診察が必要です。治療の選択は診察のうえ医師とご相談ください。掲載症例の効果には個体差があり、すべての方で同等の結果が得られるものではありません。
施術の主な内容・リスク・費用
| 施術名 | オンダリフト(高周波ラジオ波 RF による脂肪層・SMAS層への熱凝集治療) |
|---|---|
| 治療内容 | 顔面深部(脂肪コンパートメント・SMAS層)へラジオ波エネルギーを照射し、熱凝集による脂肪収縮と組織引き締めを誘導する非侵襲的施術。 |
| 治療回数 | 標準1〜3回(個体差により判定)。効果は1〜3ヶ月で漸進的に発現。 |
| 費用 | 1回 9,900円〜44,000円(税込)。最新価格は当院公式サイト・カウンセリングにて確認可能。 |
| 主なリスク・副作用 | ・施術中〜直後の温感、軽度の発赤・腫脹(通常数時間〜数日で軽快) ・極稀に水疱・色素沈着・神経刺激症状 ・脂肪減少が過度に進行した場合の輪郭変化(非可逆的) ・効果には個体差があり、期待した効果が得られない場合もある |
| 禁忌・適応外 | 妊娠中・体内金属埋入・ペースメーカー使用者・皮膚疾患急性期・ケロイド体質などは適応外となる場合あり。カウンセリングにて医師判定。 |
| 未承認医療機器の有無 | 本機器は日本国内の薬機法における医療機器承認状況に基づき、医師の責任で使用しています。詳細はカウンセリングにて説明します。 |
よくあるご質問(FAQ)
医師向けの詳しい学術解説はこちら
本症例の機序解説・分類根拠・治療選択の医学的論拠については、当院院長が主宰する 日本ほうれい線・口横ドレープ研究会(JANPD)の公式症例ショーケースで詳しく解説しています。JANPD 3軸分類学(G-004)の臨床応用例として、医師・専門職向けに完全公開しています。
JANPD公式症例#2587 を読むまとめ──「治らない」のはタイプが違うから
脂肪由来(容積過剰型)のほうれい線はヒアルロン酸では治りません。必要なのは「引き締める」治療です。本症例の20代女性は、JANPD診断で「N1/O-F/S+E0」と判定され、機序整合的なオンダリフトを1回受けることで、9,900円〜という負担で改善が得られました。
「何度やっても変わらない」と感じている方は、まず自分のタイプを知ることから始めましょう。みにょんクリニック銀座では、診察でJANPD診断を行い、タイプに合った治療をご提案しています。
あなたのほうれい線タイプを無料カウンセリングで診断します。「自分のタイプが分からない」「ヒアル以外の選択肢を知りたい」── どうぞお気軽にお問い合わせください。
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