入れては溶かす、を
繰り返さないために。詰めるのではなく、育てる。
スカルトラは、ボリュームを物質で補う治療ではありません。PLLAが足場のように働いてご自身のコラーゲン生成を促し、PLLA自体は体内で分解・吸収されていきます。
こんなお悩みでお越しになります
とくにほうれい線・口横は表情筋の動きが大きく皮膚も薄いため、「溝を埋める」方法だけでは納得しきれない方が少なくありません。
- 01ヒアルロン酸を入れたが、結局溶かしたしこりのように感じる、位置がずれた気がする——分解酵素で戻した経験のある方
- 02溝は埋まったのに、老けて見えたまま上の頬が重く見える。原因が頬の下垂・容量低下にある場合に起こりやすい状態です
- 03やったと分かる変化は避けたい一気に変わるより、数か月かけて少しずつ良くなっていくほうが望ましい方
- 04こけている範囲が広いほうれい線一本ではなく、頬・こめかみ・顔全体のボリュームが落ちてきた方
ヒアルロン酸と何が違うのか
両者は原理が異なります。優劣ではなく仕組みの違いを理解したうえで選ぶことが大切です。成分の詳細は《スカルトラ(童顔注射)とは?成分・効果・持続期間》で解説しています。
物質で物理的に補う
- 効果の出方
- その日から実感しやすい
- 維持の仕組み
- 注入したヒアルロン酸がその場に留まり体積を保つ
- 戻すこと
- ヒアルロニダーゼで分解できる
- 向いている悩み
- 部分的・ピンポイントのボリューム
ご自身のコラーゲン生成を促す
- 効果の出方
- 数週間〜数か月かけて徐々に
- 維持の仕組み
- PLLAが足場として働き、自前のコラーゲンが育つ。PLLAは分解・吸収される
- 戻すこと
- 溶かすという選択肢がないため、最初から分けて適量ずつ
- 向いている悩み
- 全体のたるみ・こけ・肌質・広い範囲
当院での位置づけ ― 「構造」を立て直す
当院は肌のハリを「地盤・構造・仕上げ」の三層でとらえる Skin Architecture(美肌建築理論) を設計の共通言語にしています。スカルトラが担うのは、真ん中の「構造」層です。
また、ほうれい線・口横ドレープ治療のなかで当院がスカルトラをどう位置づけているかは《なぜ当院はスカルトラを導入したのか》をご覧ください。
時間を動かしてみてください
スカルトラで最も誤解が多いのが注入直後です。下のスライダーを動かすと、ボリュームが実際にどんな経路をたどるのかを確認できます。
※ 変化の時期・程度・持続には個人差があり、すべての方に同様の経過が生じるとは限りません。
診療のご案内
適応・使用量・部位は、診察(E-Sign評価)のうえ医師が判断します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 適応部位Area | ほうれい線周囲、口横(マリオネットライン)、頬のこけ、こめかみのくぼみ、ゴルゴライン、フェイスライン目周り・唇など皮膚が薄く繊細な部位は推奨されません |
| 回数の目安Sessions | 通常2〜3回を1クール各回の間隔は4〜6週間が目安。クール終了後は状態に応じて追加を検討 |
| 効果が出る時期 | 4〜6週間ほどで変化を感じ始め、約3か月で明確に |
| 持続期間 | 臨床的には約2年程度と報告体質・年齢・生活習慣により個人差があり、永久的なものではありません |
| 所要時間 | [例:約30分](麻酔時間を除く) |
| 麻酔 | 表面麻酔 |
| 日常生活 | 当日から可能内出血・腫れには個人差があります |
| 初診相談料 | ¥2,200(税込) |
| 施術費用自由診療・保険適用外 | 1cc ¥33,000(税込)〜モニター価格については下記をご覧ください |
使用量(cc数)はこけの程度や部位により異なり、診察のうえ決定します。通常2〜3回を1クールとするため、総額は「1回あたりのcc数 × 回数」となります。診察時に総額の見積りをお出ししたうえで、ご納得いただいてから開始します。
上記のほかに必要な費用[初診相談料 ¥2,200/麻酔代・薬代の有無をご記入ください]。
モニターについて
- モニター価格の適用には、写真撮影および掲載への同意が条件となります。同意いただける範囲(媒体・期間・掲載部位)は施術前に書面で確認します。
- モニターであっても、効果を保証するものではありません。経過には個人差があり、想定どおりの変化が得られない場合もあります。
- 写真の掲載にあたっては、撮影条件(照明・角度・メイクの有無)を可能な限り揃え、施術内容・使用量・費用・主なリスクを併記します。
- 同意はいつでも撤回できます。撤回後は掲載を速やかに取り下げます(撤回時の料金の取り扱い[差額請求の有無をご記入ください])。
- モニター枠には限りがあり、適応の可否は診察のうえ医師が判断します。ご希望に沿えない場合があります。
診療の流れ
- カウンセリング・E-Sign評価これまでのフィラー歴、溶かした時期、現在残存しているかを確認。表情動態からほうれい線・口横のタイプと重症度を評価します。
- 三層で設計地盤・構造・仕上げのどこに課題があるかを見極め、溝を埋めるのではなく原因から方針を立てます。
- 表面麻酔約20〜30分かけて行います。
- 注入十分に希釈した製剤を、適切な層に分けて注入します。
- アフターマッサージのご案内硬結のリスク低減に関わるため、方法と期間を必ずお伝えします。
- 4〜6週後の経過確認反応を確認し、次回の要否と量を判断します。
リスク・副作用・適応とならない方
効果には個人差があり、以下の反応が生じる可能性があります。カウンセリングで必ずご説明します。
- 注入部位の内出血・腫れ・痛み・かゆみ。多くは数日〜2週間ほどで落ち着きます
- まれに硬結(しこり・結節)が生じることがあります。注入層や濃度、施術後のマッサージ不足が関与するため、経験のある医師による施術と指示どおりのアフターケアが重要です
- 感染・炎症。まれに肉芽腫を生じることがあります
- 血管内に注入された場合、組織壊死や失明など重篤な有害事象が生じるおそれがあります
- 適応とならない方:妊娠中・授乳中の方、成分にアレルギーのある方、注入部位に感染・炎症のある方、その他医師が不適と判断した方
- 安全性が確立していない方:ケロイド体質、色素沈着や肥厚性瘢痕を生じやすい方
- 未承認であること
- 当院で使用するスカルトラは、日本国内で薬事承認を受けていません(未承認医薬品・医療機器)。
- 入手経路
- 医師の責任のもと、医師個人輸入により入手しています。
- 国内の同等品の有無
- 国内には、薬事承認された同一成分(PLLA)の同等品はありません。
- 諸外国における安全性等
- スカルトラは2004年に米国FDAで承認され、欧州等でも使用されています。ただし個人輸入品であり、万一重篤な健康被害が生じた場合も、医薬品副作用被害救済制度の対象とはなりません。
よくあるご質問
ヒアルロン酸を溶かして間もないのですが、すぐ受けられますか?
分解酵素の施術後は、組織が落ち着くまでの時間が必要です。溶かした時期と現在の状態を確認したうえで、開始時期をご案内します。
注入直後にふくらんだのに、また凹みました。
想定された経過です。直後の一時的なふくらみは注入時の水分によるもので、数日で落ち着きます。効果が消えたわけではありません。本来の変化は4〜6週間ほどで感じ始め、約3か月で明確になります。
スカルトラも後から溶かせますか?
ヒアルロン酸のように分解酵素で戻す方法はありません。そのため一度に多くを注入せず、回数を分けて反応を見ながら進めます。
ほうれい線にスカルトラは効きますか?
原因によります。頬の下垂・容量低下が主因なら向きやすく、表情の動態が主体の場合や非常に深い静的な溝では単独で不十分なこともあります。診察(E-Sign評価)で判断します。
しこりはできませんか?
まれに硬結が生じることがあります。注入層・濃度・施術後マッサージが関与するため、経験のある医師による施術と、指示どおりのアフターケアがリスク低減に役立ちます。
日本で承認されていないのに大丈夫ですか?
国内未承認であることは事実です。そのうえで、諸外国での承認状況、報告されているリスク、救済制度の対象外であることをご説明し、ご納得いただいたうえで判断していただきます。ご希望されない場合は他の選択肢をご提案します。
あわせて読みたい
面診 = 原因を見極め、設計する
以前のフィラーが残っているか、今が適切な時期か、どの層に課題があるかを診察で見極めてから方針を決めます。