脂肪吸引後の「凹凸・拘縮・左右差」の修正という考え方 ― 皮膚へのアプローチとソフウェーブの役割
脂肪吸引の後に残った凹凸、皮膚がつっぱる拘縮、左右差。「時間が経てば落ち着く」と様子を見るうちに、かえって気になってしまう方もいます。これらは、皮下の癒着(線維化)と皮膚の状態を分けて見極めることが大切です。本記事では、脂肪吸引後の残存輪郭を分類し、修正の考え方を整理します。
なぜ脂肪吸引後に凹凸・拘縮が起きるのか
脂肪吸引は皮下脂肪を取り除く施術です。脂肪の取り方のムラ、皮膚と筋膜の間に生じる癒着(線維化)、そして脂肪が減ったことによる皮膚のゆるみ——これらが重なることで、凹凸・つっぱり(拘縮)・左右差として現れることがあります。
ポイントは、時間の経過で落ち着くものと、癒着として残るものがあるという点です。原因が違えば適した対処も変わるため、まず状態を見極めることが修正の出発点になります。
PRC分類 ― 脂肪吸引後の残存輪郭を段階で見極める
当院では、脂肪吸引後に残った輪郭(Post-liposuction Residual Contour)を4段階で評価し、対処を組み立てます。
※ 各グレードの正式な定義は先生の分類基準に合わせて確定してください。
修正の考え方 ― 「癒着・皮膚・ボリューム」を分けて設計する
脂肪吸引後の修正は、単一の施術ではなく、原因ごとにアプローチを分けて組み立てます。
PRCタイプ別の考え方(例)
| タイプ | 主に検討するアプローチの例 |
|---|---|
| PRC-1(皮膚のゆるみ主体) | 皮膚の引き締め(ソフウェーブ 等)を中心に |
| PRC-2(凹凸+部分癒着) | 皮膚の引き締め + 部分的なサブシジョン |
| PRC-3(癒着を伴う) | サブシジョンで癒着解除 + 皮膚・補充を組み合わせ |
| PRC-4(高度・左右差) | 段階的な計画のもと、癒着解除・補充・引き締めを設計 |
実際の設計は、状態・部位・ご希望をふまえて診察で決定します。効果には個人差があります。
ソフウェーブの役割と、適応外使用について
ソフウェーブは主に真皮(皮膚の層)に作用し、皮膚のハリ・質感の改善をはかる機器です。脂肪吸引後の修正では、「皮膚のゆるみ・質感」の部分で用いることがあります。一方で、へこみの原因となる癒着そのものはサブシジョン等の処置、凹みは注入が主な役割となり、ソフウェーブ単独で拘縮を解消するものではありません。
ソフウェーブの国内承認範囲は「顔・首のしわ」です(承認番号 30700BZX00082000)。本記事で扱う脂肪吸引後の拘縮や、体(ボディ)部位への使用は適応外使用にあたります。効果を保証するものではなく、赤み・腫れ・熱感・圧痛等が一時的に生じる場合があります。
他院で受けた脂肪吸引後の修正について
他院で受けられた脂肪吸引後のお悩みについても、状態を診た上でご相談を承ります。修正は元の状態や経過によって難易度が異なるため、まずは現在の皮膚・癒着・輪郭の状態を見極めることから始めます。無理に一度で仕上げようとせず、段階的な計画をご提案する場合があります。
症例
脂肪吸引後の皮膚の状態に対して、皮膚の引き締めを中心に整えることを目指した症例です。
◇ 症例掲載に関する情報開示(医療広告ガイドライン 限定解除)
- ① 治療内容
- 要記入:施術内容(例)ソフウェーブ+サブシジョン+(注入)/※ボディへのソフウェーブは適応外使用
- ② 回数
- 要記入:回数
- ③ 総額費用
- 料金の詳細はこちらをご確認ください:sofwave.jp(料金ページ)
- ④ 主なリスク
- 赤み・腫れ・内出血・熱感・圧痛・つっぱり感・左右差の残存等。効果の程度・持続には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。
よくあるご質問
関連するコラム
- ソフウェーブ:国内承認機器(承認番号 30700BZX00082000/顔・首のしわ)。脂肪吸引後・ボディへの使用、拘縮を目的とした使用は適応外使用です。
- オンダ(ONDA)・エラビエRe2O 等:国内未承認の医療機器・医薬品等です。入手経路は医師の個人輸入によります。個人輸入した医薬品等による健康被害は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の救済制度の対象外です。ボディ部位での使用は適応外使用にあたる場合があります。
- サブシジョン:外科的処置であり、内出血・腫れ・痛み・再癒着等のリスクがあります。
・本記事は治療の一般的な情報提供を目的としており、効果を保証するものではありません。効果・経過・持続・修正の可否には個人差があります。
・症例写真・動画には、医療広告ガイドラインに基づく限定解除の要件(治療内容・回数・費用・主なリスク)を明示しています。掲載は患者本人の同意を得ています。
・治療の適否やリスクは、必ず医師の診察の上でご判断ください。