その「ほうれい線」、埋めると逆効果かも|皮膚由来の口横ドレープしわは引き締めて補う

ほうれい線・口横ドレープしわ 韓国式美肌建築メソッド

その「ほうれい線」、埋めると逆効果かも|皮膚由来の口横ドレープしわは引き締めて補う|韓国みにょんクリニック銀座
SKIN ARCHITECTURE | PERIORAL DRAPE

その「ほうれい線」、
埋めると逆効果かもしれません

皮膚由来の口横ドレープしわは「引き締めて、補う」|院長 みにょん(宋珉英)医師監修

ヒアルロン酸を入れても、口元のしわが今ひとつ良くならない——。それは、原因が皮膚由来のしわ(口横ドレープしわ)だからかもしれません。皮膚由来のタイプは、量を足す(埋める)と、かえって重く・不自然になりやすいもの。当院では、皮膚を引き締めて、土台を補うという考え方で整えます。

その「ほうれい線」、本当にほうれい線ですか?

口角の横には、加齢とともに皮膚が垂れ下がる「ひだ(ドレープ)」ができます。これは、ほうれい線とは別の病態で、当院では口横ドレープしわと呼んでいます。口横ドレープしわには、原因によって皮膚由来・脂肪由来・混合のタイプがあり、タイプによって適した治療がまったく異なります。この分類と診断については、日本ほうれい線・口横ドレープ研究会(JANPD)の公式定義でくわしく解説しています。

「皮膚由来」のしわは、埋めると逆効果になりやすい

口横ドレープしわのうち、皮膚由来のタイプは、皮膚そのものがゆるんで余っている状態です。ここにヒアルロン酸で量を足すと、土台のゆるみは残ったまま量だけ増えるため、かえって重く見えたり、皮膚の余りが目立ったりすることがあります。「足せば足すほど不自然になる」——これが、皮膚由来のしわに量を入れてはいけない理由です。皮膚由来のタイプには、足すのではなく、引き締めて土台を補う設計が向きます。

だから「引き締めて、補う」

皮膚由来のしわには、まずソフウェーブで皮膚を引き締めます。ソフウェーブは顔面のしわ改善を目的に国内で薬機法承認を取得した医療機器で、口元のしわはその承認適応に含まれます。そのうえで、エラビエリトゥオ(Re2O)で皮膚の土台(ECM)を補いヌボエン・ジュベルックで肌の再生・ハリを補助的に支えます。量で埋めるのではなく、引き締めながら、土台の質を補う——これが皮膚由来のドレープしわへの当院の設計です。

💡 POINT|皮膚由来は「埋める」より「引き締めて補う」

皮膚がゆるんで余っているところに量を足すと逆効果。引き締め(ソフウェーブ)×土台補充(エラビエリトゥオ)で、皮膚そのものを整えるのが、皮膚由来のドレープしわへの近道です。

症例|皮膚由来のドレープしわ

口横・頬まわりのしわ・もたつきが気になっていた方の例です。皮膚由来のタイプと判断し、ソフウェーブ(引き締め)に、エラビエリトゥオ・ヌボエン・ジュベルック(補充・肌育)を組み合わせました。

動画で見る Before → After

ソフウェーブ1回+エラビエリトゥオ6cc+ヌボエン2cc+ジュベルック2cc。口横・頬まわりの変化です。効果の現れ方には個人差があります。

「作らせる」だけでなく「土台そのものを補う」

肌のハリを出す注入には、コラーゲンを「作らせる」タイプ(ポリ乳酸などのコラーゲン誘導)が広く使われています。当院はそれに加えて、エラビエリトゥオ=ヒト無細胞真皮(hADM)皮膚の土台そのものを補うという選択肢を持っています。「作らせる」だけでなく「土台を補う」。皮膚由来でゆるみが強いタイプほど、この土台補充が活きます。エラビエリトゥオについては、エラビエリトゥオーとはもあわせてご覧ください。

「症状」ではなく「分類」で治療を選ぶ

多くの治療は「たるみだから引き上げる」「しわだから埋める」と、見た目の症状で機械的に選ばれます。当院は違います。口横ドレープしわを本数・原因・動態で分類し、診断してから術式を選びます。今回の症例も、皮膚由来・静止時定着・E-Sign陽性と分類したうえで、「皮膚由来だから皮膚を扱うソフウェーブ+皮膚補充」を選んでいます。

分類軸この症例意味
本数(N=Number)N1ライン1本
原因(O=Origin)O-S皮膚由来
動態(S=Static)S静止時にも定着しているしわ
Minyoung E-Sign(E)E3重度陽性=ドレープしわと判定

つまりこの症例は、N1/O-S/S/E3と分類されました。ソフウェーブを使用したのは、原因が皮膚由来(O-S)で、Eテスト(Minyoung E-Sign)が3=ドレープしわと判定されたためです。皮膚由来のしわは量を足すと逆効果になりやすいため、皮膚そのものを扱う引き締め(ソフウェーブ)を選んでいます。こうした分類に基づく症例解説は、研究会の症例解説(皮膚由来のほうれい線にソフウェーブ+エラビエリトゥオ)で公開しています。ヒアルロン酸で良くならなかった理由は、ヒアルロン酸で口元のしわが治らない理由でも解説しています。

向く人・向かない人

この設計が向く人

  • ヒアルロン酸を入れても良くならなかった
  • 口元が重くなる・埋めた感が出るのは避けたい方
  • 口横・ほうれい線まわりのもたつきが気になる方
  • 皮膚のゆるみ・余りが主体の皮膚由来タイプの方

一方、原因が脂肪由来や骨格が主体の場合は、引き締め・補充とは別の治療が向きます。また、高度なたるみが主体の場合は糸リフトや外科的治療が適応となることがあります。まずは「どのタイプのドレープしわか」を診察で分類することが出発点です。口横ドレープしわ全体の治療法は、口横ドレープしわの正しい治療法をご覧ください。

まとめ|皮膚由来は「埋めず、引き締めて補う」

ヒアルロン酸で良くならない口元のしわは、皮膚由来の口横ドレープしわかもしれません。皮膚由来のタイプは、埋めると逆効果ソフウェーブで引き締め、エラビエリトゥオで土台を補う——「症状で選ぶ」のではなく「分類して選ぶ」ことが、自然な口元への近道です。

よくあるご質問(FAQ)

ヒアルロン酸を入れても口元のしわが良くならないのはなぜですか?

原因が皮膚由来のしわ(口横ドレープしわ)の場合、ヒアルロン酸で量を足すと、かえって皮膚の余りが目立ったり重く見えたりすることがあります。皮膚由来のタイプには、足すより引き締めて補う設計が向きます。

口横ドレープしわとは何ですか?

口角の横の皮膚が垂れ下がる、ほうれい線とは別のしわの病態です。日本ほうれい線・口横ドレープ研究会が提唱する概念で、皮膚由来・脂肪由来・混合に分類され、タイプによって適した治療が異なります。

皮膚由来のしわにはどんな治療をしますか?

皮膚を引き締めるソフウェーブと、皮膚の土台を補う注入を組み合わせます。量を足すのではなく、引き締めながら土台の質を補うという考え方です。効果には個人差があります。

ソフウェーブは口元のしわに使えますか?

ソフウェーブは顔面及び頚部のしわ改善を目的に厚生労働省より薬機法承認を取得した医療機器で、口元のしわはその承認適応に含まれます。ただし、たるみやほうれい線の改善は薬機法上の承認適応ではなく、効果には個人差があります。

ご注意・医療機器/未承認医薬品について

本コラムは医学的な情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。効果の現れ方・持続期間・必要回数・リスク・副作用は個人により異なり、適応の判断には医師の診察が必要です。原因が脂肪由来・骨格主体の場合や高度なたるみが主体の場合は、別の治療が適応となることがあります。

ソフウェーブ(Sofwave)は、中等度又は重度の顔面及び頚部のしわの改善を目的として、厚生労働省より薬機法承認を取得した医療機器です。国内で初めて承認された「皮膚引締め用超音波照射器」に該当します。口元のしわは承認適応に含まれますが、たるみやほうれい線の改善については薬機法上の承認適応ではありません。施術効果には個人差があります。治療後、一時的に赤み・腫れ・熱感・圧痛・疼痛などが生じる場合があります。当院では、美容医療関連3学会(日本美容外科学会〔JSAPS〕・日本美容外科学会〔JSAS〕・日本美容皮膚科学会)が策定した「皮膚引締め用超音波照射器(Sofwaveシステム)適正使用指針」に基づき、安全講習を修了した医師が施術を行います。

※本治療は顔面及び頚部のしわ改善を目的として承認された医療機器を使用しています。ほうれい線、マリオネットライン、フェイスラインのたるみ等への治療は自由診療として行われ、承認適応外使用を含みます。

エラビエリトゥオー(Re2O)は、FDA基準の施設で加工されたヒト無細胞真皮(hADM)を使用した注入製剤です。日本国内では薬機法上の承認を得ていません。医師の判断と責任のもと個人輸入により導入しており、同一の成分・性能を有する国内承認品はありません。重篤な副作用が生じた場合も医薬品副作用被害救済制度の対象外です。ヒト由来(hADM)製剤を含むため、施術後は原則として献血ができません。妊娠中・授乳中の方への施術は行いません。

ヌボエン(Nuvoen)は、肌の再生・修復を目的としたアンプル系スキンブースターです。日本国内では薬機法上の承認を得ていません。医師の判断と責任のもと個人輸入により導入しており、同一の成分・性能を有する国内承認品はありません。重篤な副作用が生じた場合も医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

ジュベルック(Juvelook)は、PDLLA(ポリ乳酸)と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた、コラーゲン産生を促す注入製剤です。日本国内では薬機法上の承認を得ていません。医師の判断と責任のもと個人輸入により導入しており、同一の成分・性能を有する国内承認品はありません。重篤な副作用が生じた場合も医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

注入により内出血・腫れ・赤み・痛み・しこり等が生じることがあります。効果には個人差があります。

本コラムは医学的な情報提供を目的としており、診断・治療の確約ではありません。治療の適応・内容・リスク・副作用・費用は個人により異なります。必ず事前に医師とご相談ください。個人の感想・結果は効果を保証するものではありません。

韓国みにょんクリニック 銀座 | 院長 みにょん(宋珉英)医師監修

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