脂肪吸引後の「皮膚余り」と「左右差」を整える
ソフウェーブを“左右で打ち分ける”デザイン
均一に当てるのではなく、左右差を読んで設計する|院長 みにょん(宋珉英)医師監修
脂肪吸引で脂肪が減ったあと、皮膚が余ってたるむことがあります。さらに、左右で取れた脂肪の量が違えば、たるみにも左右差が出ます。こうした口元・フェイスラインの左右差は、「均一に当てる」治療では埋まりません。当院では、ソフウェーブを左右同じに当てるのではなく、左右差を読んで打ち分けて設計します。
脂肪吸引のあと、なぜ皮膚が「余る」のか
脂肪吸引は、脂肪そのものを減らす治療です。脂肪が減ると、それまで脂肪が占めていた分の皮膚が余ることがあります。皮膚が縮んで戻る力には個人差があり、もともとの皮膚のゆるみや脂肪量によっては、たるみとして残ることがあります。これは脂肪吸引そのものの良し悪しではなく、皮膚という土台の戻り方の問題です。
なぜ「左右差」が出るのか
顔は、もともと完全な左右対称ではありません。そこに、左右で取れた脂肪の量の差が加わると、皮膚の余り方・たるみの出方も左右で変わります。下の症例でも、左右で下顔面・フェイスラインの状態に差があるのが分かります。
施術前 | 左右差(左 / 右)
脂肪吸引後の左右の下顔面・フェイスライン(施術前)。左右で皮膚の余り方・たるみの出方に差があります。状態には個人差があります。
「均一に当てる」治療では、左右差は埋まらない
ハイフやソフウェーブを、左右に同じように当てる——多くの施術はこの発想です。けれども、左右でたるみの量が違うのに同じ照射をすれば、左右差はそのまま残ります。むしろ、強い側に合わせれば弱い側が過剰になり、弱い側に合わせれば強い側が足りない、ということが起こります。
ソフウェーブを「左右で打ち分ける」という設計
当院では、まず左右どちらのたるみが強いかを見極めます。そのうえで、照射の設計(出力・密度・ショット数・当てる範囲)を左右で変えて、たるみの強い側に手厚く、弱い側は控えめに——と打ち分けて設計します。「顔に当てる」のではなく、左右差を読んでデザインする。これが、左右差のあるお悩みに対する当院の考え方です。なお、左右差の改善を目指して設計しますが、完全な左右対称を保証するものではなく、効果には個人差があります。脂肪吸引後の余り・たるみへのアプローチ全体は、脂肪吸引後の層別アプローチもあわせてご覧ください。
左右でたるみの量が違うなら、照射の設計も左右で変える。ソフウェーブをデザインとして設計することが、左右差のある下顔面を整えるうえで重要です。
症例|施術後の変化
実際に、ソフウェーブ(引き締め)に皮膚の補充(エラビエリトゥオ・ヌボエン)を組み合わせ、左右差に合わせて設計しました。施術後の状態を動画でご覧いただけます。
施術後 | 動画で見る Before → After(1回)
ソフウェーブ1回+エラビエリトゥオ6cc+ヌボエン4cc。1回の施術後の状態で、効果の現れ方・左右差の整い方には個人差があります。
向く人・向かない人
この設計が向く人
- 脂肪吸引のあと、皮膚の余り・たるみが気になる方
- 下顔面・フェイスラインに左右差を感じる方
- 切らずに、左右差を読んで整えたい方
- 軽度〜中等度で、自然に整えたい方
一方、皮膚の余りが非常に多い場合や高度なたるみが主体の場合は、引き締めでは届きにくく、糸リフトや外科的治療が適応となることがあります。まずは「引き締めで整う範囲か、外科が必要か」を診察で見極めることをおすすめします。ソフウェーブ自体が向いている人・向いていない人(原因が皮膚か脂肪か)は、ソフウェーブが向いている人・向いていない人でもくわしく解説しています。
まとめ|脂肪吸引後の左右差は「設計」で整える
脂肪吸引後の皮膚余り・たるみ、そして左右差は、左右を同じに扱う治療では整いにくいもの。ソフウェーブを左右で打ち分けて設計することが、自然な下顔面への近道です。脂肪吸引後の左右差が気になる方は、まず原因と左右差の見極めから始めてみてください。
よくあるご質問(FAQ)
脂肪吸引のあと、なぜ皮膚が余るのですか?
脂肪吸引で脂肪が減ると、その分の皮膚が余ることがあります。皮膚の戻る力には個人差があり、もともとの皮膚のゆるみや量の多さによっては、たるみとして残ることがあります。
なぜ左右差が出るのですか?
左右で取れた脂肪の量が違うと、皮膚の余り方やたるみの出方も左右で変わります。そのため、左右を同じように扱う治療では、左右差が残りやすくなります。
ソフウェーブを左右で打ち分けるとはどういうことですか?
たるみの強い側と弱い側を見極め、照射の設計(出力・密度・ショット数など)を左右で変えることです。均一に当てるのではなく、左右差の改善を目指して設計します。ただし完全な左右対称を保証するものではなく、効果には個人差があります。
ソフウェーブは脂肪吸引後の皮膚のたるみに承認されていますか?
ソフウェーブの国内承認適応は顔面及び頚部のしわの改善です。皮膚のたるみ・引き締め目的や脂肪吸引後の皮膚余りの改善は薬機法上の承認適応ではありません。効果には個人差があります。
本コラムは医学的な情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。効果の現れ方・持続期間・必要回数・リスク・副作用、左右差の整い方は個人により異なり、適応の判断には医師の診察が必要です。皮膚の余りが非常に多い場合や高度なたるみが主体の場合は、糸リフトや外科的治療が適応となることがあります。本コラムは特定の医療機関の脂肪吸引を批評・推奨するものではありません。
ソフウェーブ(Sofwave)は、中等度又は重度の顔面及び頚部のしわの改善を目的として、厚生労働省より薬機法承認を取得した医療機器です。国内で初めて承認された「皮膚引締め用超音波照射器」に該当します。口元・首のしわは承認適応に含まれますが、本コラムで扱う皮膚のたるみ・引き締め目的、および脂肪吸引後の皮膚余りの改善については薬機法上の承認適応ではありません。左右差の改善を目指して照射を設計しますが、完全な左右対称を保証するものではなく、効果には個人差があります。治療後、一時的に赤み・腫れ・熱感・圧痛・疼痛などが生じる場合があります。当院では、美容医療関連3学会(日本美容外科学会〔JSAPS〕・日本美容外科学会〔JSAS〕・日本美容皮膚科学会)が策定した「皮膚引締め用超音波照射器(Sofwaveシステム)適正使用指針」に基づき、安全講習を修了した医師が施術を行います。
※本治療は顔面及び頚部のしわ改善を目的として承認された医療機器を使用しています。脂肪吸引後の皮膚余り、フェイスラインのたるみ、左右差等への治療は自由診療として行われ、承認適応外使用を含みます。
エラビエリトゥオー(Re2O)は、FDA基準の施設で加工されたヒト無細胞真皮(hADM)を使用した注入製剤です。日本国内では薬機法上の承認を得ていません。医師の判断と責任のもと個人輸入により導入しており、同一の成分・性能を有する国内承認品はありません。重篤な副作用が生じた場合も医薬品副作用被害救済制度の対象外です。ヒト由来(hADM)製剤を含むため、施術後は原則として献血ができません。妊娠中・授乳中の方への施術は行いません。
ヌボエン(Nuvoen)は、肌の再生・修復を目的としたアンプル系スキンブースターです。日本国内では薬機法上の承認を得ていません。医師の判断と責任のもと個人輸入により導入しており、同一の成分・性能を有する国内承認品はありません。重篤な副作用が生じた場合も医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
注入により内出血・腫れ・赤み・痛み・しこり等が生じることがあります。効果には個人差があります。
脂肪吸引後の左右差、「設計」から見極めます
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本コラムは医学的な情報提供を目的としており、診断・治療の確約ではありません。治療の適応・内容・リスク・副作用・費用は個人により異なります。必ず事前に医師とご相談ください。個人の感想・結果は効果を保証するものではありません。
韓国みにょんクリニック 銀座 | 院長 みにょん(宋珉英)医師監修