脂肪吸引後の「ボコボコ」をオンダプロで治せる境界線

脂肪吸引後のボコボコをオンダプロで治せる境界線
脂肪吸引後の修正 ─ 切らない選択肢

脂肪吸引後の「ボコボコ」をオンダプロ(ONDA)で治せる境界線

脂肪吸引のあとに残る皮膚表面の凸凹(ボコボコ)。「もう一度切るしかない」と言われた方へ。実際には、凸凹がどの層で起きているかによって、切らずに整えられるケースと、再手術が適しているケースに分かれます。この記事では、原因を層で分類し、ONDA(オンダ)や Sofwave(ソフウェーブ)で対応できる「境界線」を、判定基準として示します。

「ボコボコ=もう一度切るしかない」とは限りません。
凸凹の正体は、皮膚の「下」で起きている脂肪の取りムラ・線維化・皮膚のゆるみのいずれか、あるいはその組み合わせです。原因の層が分かれば、外科的修正ではなく、層に作用する機器で整えられる範囲が見えてきます。当院では原因を Fat(脂肪)/ Skin(皮膚)/ Mixed(混合) の3型に分類し、治療を設計します。

まず「どの層で起きているか」を見る

ボコボコは皮膚の表面の問題に見えますが、原因は皮膚の下の層にあります。脂肪吸引後の凸凹に関わるのは主に3つの層で、ONDA と Sofwave はそれぞれ作用する深さが異なります。

皮膚の断面 ─ ボコボコの発生層と機器の作用層 表皮 真皮(約1.0〜2.5mm) 皮下脂肪・浅層 ← 取りムラ・線維化が凸凹の主因 皮下脂肪・深層(吸引層) 筋膜 表面の凸凹 ONDA(マイクロ波) 皮下脂肪・線維化層に作用 取り残し脂肪/硬い線維を 温めてほぐす方向 Sofwave(超音波) 真皮層をタイトニング 表面のゆるみ・小じわ方向 ※ 深さ・厚みは部位や個人差により変動します。模式図のため実寸とは異なります。
図1:ボコボコの発生層と、各機器の作用層。 表面の凸凹の主因は皮下脂肪の取りムラと線維化(硬い瘢痕組織)にあります。ONDA は皮下脂肪・線維化層に、Sofwave は真皮層に作用するため、原因の層が違えば選ぶ機器も変わります。

原因を3型に分ける ─ Fat / Skin / Mixed

同じ「ボコボコ」でも、原因が脂肪側にあるのか、皮膚側にあるのかで、適した治療は正反対になります。当院では触診・つまみテスト・表情時の動きを見て、次のように分類します。

原因分類フロー(O軸:Fat / Skin / Mixed) つまみテスト・触診 Fat(脂肪型) 取り残し・硬い線維が主因 → ONDA 脂肪・線維化層を温め ほぐして均す方向 Skin(皮膚型) 皮膚のゆるみが主因 → Sofwave 真皮をタイトニングし 表面の弛みを引き締め Mixed(混合型) 脂肪+皮膚の両方 → 段階的に併用 ONDA で脂肪層を整え Sofwave で皮膚を引締め ※ 重度の取り過ぎ・大きな段差・癒着は外科的修正の適応となる場合があります(図3)。
図2:原因分類フロー。 凸凹の原因を Fat(脂肪型)/ Skin(皮膚型)/ Mixed(混合型)に分け、Fat には ONDA、Skin には Sofwave、Mixed には両者の段階併用を基本とします。診断は触診・つまみテスト・表情時の動態評価で行います。

「切らずに治せる」境界線はどこか

機器治療で整えられる範囲には境界があります。下の判定図は、当院で「切らない修正で対応できる」と判断する範囲と、「外科的な再修正を検討すべき」範囲の目安です。

治せる境界線の判定(目安) 切らない修正で対応しやすい ・浅い凹凸、なだらかな段差 ・触ると硬い線維化(拘縮)が主体 ・取り残し脂肪が少量〜中等度 ・皮膚のゆるみが主体で皮下は均一 ・術後の経過時間が確保できている → ONDA/Sofwave での段階的アプローチ 外科的再修正を検討 ・深い陥凹、はっきりした段差 ・取り過ぎによる広範囲の凹み ・皮膚と筋膜の強い癒着 ・左右差が大きく構造的 ・脂肪移植・再剥離が必要な状態 → 外科的修正の検討(必要に応じ連携) ※ 実際の判定は診察での評価によります。境界に近い症例は併用・段階治療を提案します。
図3:治せる境界線の判定図。 浅い凹凸・線維化(拘縮)主体・皮膚のゆるみ主体は切らない修正で対応しやすく、深い陥凹・取り過ぎ・強い癒着・大きな構造的左右差は外科的再修正が適します。境界に近い場合は段階治療を検討します。

ONDA(オンダ)が「切らない修正」で果たす役割

ONDA は、マイクロ波を皮下脂肪・線維化層に届かせて熱を加える機器です。脂肪吸引後に残った取り残し脂肪や、傷の治癒過程でできた硬い線維(拘縮)に対し、層を温めてほぐし、表面を均す方向に働きます。メスを入れずに皮下のムラへアプローチできる点が、外科的修正との大きな違いです。

一方 Sofwave は超音波で真皮を引き締める機器で、皮膚のゆるみが主体のケースに向きます。Fat 型には ONDA、Skin 型には Sofwave、Mixed 型には両者の段階併用、という設計になります。

治療の流れ(Mixed 型の例)

段階目的主な手段
診察・分類原因を Fat/Skin/Mixed に判定触診・つまみテスト・動態評価
第1段階脂肪層・線維化を整えるONDA
第2段階皮膚のゆるみを引き締めるSofwave
評価境界線の再判定・追加要否再診

よくあるご質問

Q. 脂肪吸引後どれくらい経てば修正できますか?
A. 腫れや硬さが落ち着く時期を待ってからの評価が基本です。時期は部位や経過で異なるため、診察で判断します。
Q. ONDA で本当に切らずに凸凹が整いますか?
A. 原因が脂肪の取り残しや線維化(拘縮)にある場合は整えられる範囲があります。深い陥凹や強い癒着は外科的修正が適します(図3)。
Q. ONDA と Sofwave はどちらを選べばよいですか?
A. 原因の層で決まります。脂肪・線維化が主体なら ONDA、皮膚のゆるみが主体なら Sofwave、両方なら段階併用です。
Q. 1回で終わりますか?
A. 凸凹の程度や型により回数は異なります。評価を挟みながら段階的に進めます。

未承認医療機器に関する説明(ONDA/オンダ)

  • ① 承認等の状況:ONDA(DEKA社・イタリア)は、本治療で使用する目的について日本国内で薬機法上の承認を受けていない医療機器です(国内未承認)。
  • ② 入手経路:医師の責任のもと、製造元・正規代理店を通じて個人輸入により入手しています。
  • ③ 国内の同一・同等承認品の有無:同一の医療機器について、国内で薬機法上の承認を受けたものはありません。
  • ④ 諸外国における安全性等にかかる情報:欧州 CE マーキング等を取得していますが、重大なリスクや副作用に関する情報は限られています。効果・安全性が公的に保証されたものではありません。
Sofwave(ソフウェーブ)について:国内承認済み医療機器(承認番号 30700BZX00082000/承認された適応は「顔・首のしわの改善」)です。体(ボディ)への使用は承認された適応外の使用となります。
診察料:2,200円(税込)。治療の適応や費用は診察にてご説明します。

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